飛行機雲の向こうに






黄昏の青紫の空に  ひとすじの真白い雲
何を求めてどこへ行くんだろう
ちぎれ雲の間をぬって  ただひたすらまっすぐと
どこから来てどこへ行くんだろう


あの雲  君も見ているのかな
忘れていた何かが  そっと僕に語りかけるよ
・・・ねえ
―君は今  どこにいるの?





紺碧のはるかな空に  ひとすじの飛行機雲
何をめざして  何処へ行くんだろう
言葉じゃない心の声を  ただひたすらせつなげに
誰に伝えてどこへ行くんだろう


さよなら  そんな声が聞こえる
夢ではないあの日を  そっと僕は思い出すよ
・・・ねえ
―君は今  元気かな





星がきらめく夜空に 姿を消した飛行機雲
誰を探してどこへ行くんだろう
あざやかすぎるほど静かに  ただひたすら目立たずに
何を残してどこへ行くんだろう


ありがと  君が大好きだった
せつなすぎる想いは  そのうちには消えちゃうのかな
・・・ねえ
―僕は今  ココにいるよ?


そうして  時は過ぎていくけれど
抱きしめたい思い出は  そっと  ずっと  しまっておきたい
・・・ねえ
―僕の声  届いたかな







解説

わたくし自身、なかなか好きな詩です。
飛行機雲をみるたびに昔のことを思い出します。
この詩を誰に向けて書いたかは覚えていないのですが、
(つまり、「僕」の相手役ですよ)
なんだかこの詩を見るに、


・・・失恋してますね(爆)





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