誰も呼ばない彼のあのニックネーム
これはさくっといっちゃいます。
(コバルト文庫 「ちょー夏の夜の夢」 P.121より引用)
「・・・・・・ちょっといいか? ええと」
にっこり笑ってヴァデラッヅは優雅に礼をとった。
「ヴァーディと呼んでくれ。タロットワーク」
・・・聞きまして? 覚えてます?皆様。
「コバーリム編」の名悪役であった「ヴァデラッヅ」―「シンザ・ツァレド・ジークフロード」が
タロットワークをつかまえて、長い長い昔語りをしていたときに言った、言葉でございます。
っていうか、あとにも先にも誰かが彼に向かって「ヴァーディ」と呼びかけるのは、
この時、一度きり。
その後、彼は砂漠の女王に「リディ」という可愛らしいニックネームをつけられ、
この「ヴァーディ」という古い呼び方は闇の彼方に消え去ってしまいました(w
とさ。
まあ、悪いことをしていたころの呼び名なのだから、消えちゃっても別に構わない、とは
思うんですがー。
誰も呼んであげなきゃ可哀相・・・。
ていうか本人、この事実覚えてるんでしょうか?(どーん)
はい、今回は短かったです。
たまには短いのもいいですね。
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