参  あのひとたちのプライド



皆さまは、黄海中央に暮らす美女軍団のことを覚えておいででしょうか。


北の某国に優るとも劣らない(微妙っスね・・・)美女たちの存在。

彼女らの総称を、女仙といいます。



アニメ化にあたって、一番口をぽかーん、と開けたのが、彼女らの髪・型
すごいじゃないですか。
特に、禎衛姐さん・・・!!



私は、自分の髪が腰よりも長かった頃に試してみたことがありましたが・・・








絶・対・無・理!!!(笑)





そう、マネっこできませんでした・・・(涙)



大体、おかしすぎるんですよ。
あの
重力を無視しまくった
髪型。



髪の毛の中に針金を忍ばせたって無理ですよありゃ。
むしろワイヤーだったりして。
ピアノ線とか。
・・・っそしたら凶器になりますねっっ??(喜) ←喜!?
もしかしてあの髪型って禎衛姐さんの武器・・・!?



・・・って何話してるんだよ(^^;)





ですが、十二国に果たして正しい重力が存在するのかどうか、不明ですものね。


〜 理由1・雲海の水 〜

・・・落ちてきませんものね・・・不思議ですよね・・・


〜 理由2・天仙の体重 〜

昇仙すると、軽くなるみたいです。
仙骨というものが出来て、うんと軽くなる、のだそうで。(講談社:風の海 迷宮の岸より)


〜 理由3・世界は平? 〜

あちらの世界は、地球のような球体ではないらしい、と
陽子は「月の影 影の海」で驚いたことがありますよね。




建物や人が地面の上に存在するので、重力は確かにあるのだと思います。
けれど上に挙げた理由によれば、
正しく機能していない気もいたしますよね。



つまり女仙の髪型が不思議なのは。
仙骨によってうんと軽くなった体とともに、髪の毛まで軽くなり(苦しい・・・)
それを女仙としてのプライドで固めあげているのはないかと・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
息が出来ません。








◇◆女仙になるには◆◇

女仙になるには、断固たる決意と意思が必要です。


実例をお聞かせしましょう。


見た目12かそこらの少春ちゃんです。

「折れた柱を渾身の力で支えて誓願した。
死ぬまで柱を離しません。何があっても決して。
飲食を絶ち、震える手足で不眠不休で柱を支え続けること2日。
王母への賛歌一千唱で五山からの迎えがあった」

「東の海神 西の滄海」 P.135 より引用



一度あることは二度あり、二度あることは三度ある。
そこのあなた・・・
もし女仙になりたいのであれば、直ちに折れた柱の下にもぐりこんで、
王母さまへの賛歌を唱えることをオススメします。
折れた柱が実は軽い、なんてズルはしないこと。
天罰がくだります。






◇◆女仙をやめるには◆◇


先ほどの少春ちゃんは、延麒六太のお世話をした女仙でしたが、
約500年後、泰麒蒿里が蓬廬宮に戻ってきた時には
もう姿をみせませんでしたよね。

女仙を辞める方法が、あるということです。



具体的にはどういうことなのかというと・・・



結・婚・退・職!!

なのであります。


昇山してきた男性の中に、イイ男がいたとしますよね。
その男とともに一緒に下界に下るだけで、女仙ってやめてしまうことができるのです。
合法的に(笑)認められているのであります。




しかし、仙を辞めた時点で
果たしてあの髪がどうなるのか
は、存じません。


私の推理からいきますと。
もう二度と


浮き上がらない


でしょう(w




というわけで、髪を上げるにしろ何にしろ、
彼女らのプライドは
山よりも高く、海よりも深いのです。


ああ、でも、少春ちゃんは廉国に下ったらしいとのお話がありますね。
残念。推理が外れちゃいました・・・





最後に小噺(こばなし)をひとつ。
こちらの世界で「山よりも高く、海よりも深い」といったら、
高さはたかが知れてます。


世界で一番高い山はエベレスト、その高さは8848メートルであります。
反対に、海の中で最も深い所は1万メートルちょい、
差をとったら約2万メートルです。


つまり、プライドで言い表すと、
「あたしのプライドは山よりも高くて海よりも深いのよ!」
というよりは、
「あたしのプライドは地球を一周したって届かないのよ!」

・・・と言った方が、長さ的には長いみたいです。




ちなみに、地球一周の長さは4万キロ。
(分かりやすくていいぞ! エラトステネス!)
この間、わたくしの父が、
「今乗ってる車が走行20万キロなんだ。地球を5周したことになるなぁ」と
笑っていってました。






スゴイよパパ。





なお、十二国にこれが通用するとはかぎりません。
なにせ、蓬山の高さなんて知られてませんし。
虚海には底がないなんて言われてますし。
第一、あちらには地球がありません。



下手に知識を振り回したら、あちらの方に馬鹿にされてしまいますから・・・
どうか、お気をつけて。(笑)




お付き合い、ありがとうございました。






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